mas ciclismo .... 2009 ツール・ド・フランス 便り

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2009年7月11日 ツール第8ステージ : アンドラ 〜 サン・ジロン

先日、エウスカルテルからアスタナに移籍したアイマール・スベルディアと話をした。 彼はベテランながら、移籍はこれがプロ入り後、初経験。バスク人のみのチームからアスタナにきた 感想は、「なんといってもコスモポリタン!」環境の変化を楽しんでいた。

写真は エウスカルテルのスタッフたち。(ここには写っていないものの)広報のヘススいわく、チームは アスタルロサで総合上位を狙うけれど、総合優勝は眼中にない。目標は、 区間優勝できればいいね、というスタンスだ。 チーム唯一のスプリンター、コルド・フェルナンデス で、スプリント勝利を狙うものの、そう簡単に手が届くとも思っていない。現実的に見ても、「勝てればいいけど、彼は 発展途上。少しずつ上のレベルにあがっている段階」。

周囲からすばらしい成績を期待されているチームは、こんなのんびりしたことは言っていられない。 総合優勝しても誰も驚かないアスタナ、区間優勝数で トップの地位を狙うコロンビアなどはプレッシャーも大きい。マスコミやファンの注目も絶大で、それらから選手をどう守るか、広報の人の交通整理が かなりしっかりしている。

人海戦術で選手らを守るアスタナ。ちょっと取材インタビューが長目になると、さっと広報の女性が飛んできて 選手を擁護するコロンビア。そういう取材規制を敷く必要が一切ないエウスカルテル。同じレースを走っているのに、 チームカーを取り囲む緊張度の格差の大きさに、改めて驚く。

と、そんなことを今朝つらつらここに書き始めていたら、今日はさっそくアスタルロサが逃げグループに。 今日のコースは彼向きだから、狙っていったのだろう。きついけど、ピュアクライマーでなくても食らいつける程度の 区間で、スピードが出せる選手なのだ。

ただしスプリントでは勝ち目は余りない。逃げを試みたけれど失敗。 クリアしたエフィムキンの脚が切れたと同時に飛びついたのはカザールと サンチェスだった。アスタルロサは力が残っておらず。惜しくもチームの目標である区間優勝には届かなかった。 写真はバルセロナゴールのアスタルロサ(最初の写真先頭)とカザール(2枚目の先頭)。


ところで −−−

レース観戦に行ったら、どこに陣取るのか、というのはいつも思案のしどころ。 ツーレのお気に入りは、出走サイン台の近く。競争率が高いので、かなり早めに行かないとだめなのだが。 選手らが到着するまえにも、壇上ではいろいろ余興がある。

今年はリコレというコーヒーをPRするお姉さんたちの パワフルな舞台が売り。これ、ツーレのお気に入りでもある。

子供と壇上に立っている小柄なカチューシャの選手はボチャロフ。毎回選らばれた町のお子様サイクリストたちが 選手らから記念品などを受け取っている。いつかボク・私もプロに、、、そんなふうな想いを胸に刻む子供たちも いることだろう。

リコレのお姉さんたちの踊りの余韻が覚めやらぬうちに、やがて選手たちが三々五々 出走サインにやってくる。写真はフミ。


ポッツァートのイタリアジャージはオーソライズされたものではなかったため 着用禁止になったと聞いていたが、その後相変わらず着用していた。 あれ?と思っていたら、正式なジャージは手にしたもののサイズが違うとのことで、新しいものが 到着するまでこの禁止ジャージでレース続行に。腕のタトゥー「キアラ(彼女の名前)」は今も健在だ。

毎日総合タイムNO.1のチームの表彰が行われる。個人表彰はレース後だけど、チーム表彰だけは レース前なのだ。この日(先日)はアスタナがチーム表彰を受けていた。が、ランスは抜き。行動を最低限にしている。


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