【 アルブフェイラにて 】 ポルトガルというところは、魚料理が多く、日本人もすんなり受け入れられると聞いていた。 というわけで、昼・夜と魚中心にちょっと地元料理にチャレンジしてきた。
● ポルトガルのアルブフェイラにて / 地元の郷土料理を食す:観光案内所そばのビストロ | ||||||||
. アルガルヴェ地方の郷土料理にカタプラナというものがある。ブイヤベースに似た感じの一品で、それを求めて市街地をさまよった。どのレストランでもメニューに入っているものの、いかんせん、パエリヤ同様2名様から、というものばかり。一度に大きい鍋で作るせいだろう。 一人前のカタプラナが食べられて、しかも18時からやっている店というのがなかなかない。(到着初日のこと。機内で食べて以来お腹にほとんど入れていなかったので、とにかく腹ペコで19時まで待てなかった)やっと見つけたカジュアルな家族経営の店がこれ。 観光案内所から浜辺際のホテルに続く階段を上る途中にある。魚のカタプラナ、じゃがいもの付け合せで12ユーロ程度。それに自家製サングリア!と銘打っていたので注文してみる。ここのカタプラナは繊細さはなく素朴で、魚のだし以外には小細工をしていない田舎料理風。全部食べきれず。 サングリアが美味で日本ではここまでの味のものには当たらないな、と思って店の主人に聞いたら、使っていたのはポルトワインではなく普通の赤ワインだったが、それ以外に数種類のリキュールを混ぜて作っているという。道理で今まで飲んだ中で一番繊細なサングリアだった。酔っ払った。
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. ホテルのレストランで昼食をとろうと思ったのだが、夜のみの営業と知る。レセプションの人から、そばにビストロがあるよ、と言われそのとおりそこにいく。 中はショールやギターが置いてあって、ファドといわれるポルトガル民謡が聞こえてきそうな感じ。TVではサッカーをやっていた。ここでもNo1スポーツだ。 頼んだのは、再びポルトガルに多いと聞いていた魚のダシのリゾット。チーズやオリーブといった前菜がたんまり出てくるのがポルトガル風。
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| . | ポルトガルの食事は概して素朴なものが多かった。パンも気取りがない田舎風のパンだし、スプレッドもフツーのジャムやハチミツで、お魚料理も素っぽい感じ。でも、滞在中ここはポルトガル?と疑問を抱くほど洗練されたフレンチ風の料理を一度だけ食べた。 場所は宿泊していたホテルベラヴィスタのレストラン。前菜・メイン肉・メイン魚がチョイスでき、あとはパンとビュッフェ形式のデザート。お皿の上の上品に着飾った料理は見た目にも美しく、味はどれをとっても文句なし。 さらに、出てくるスピードが早くて驚いた。19時ジャストで一番乗りしたせいもあるが(またしてもお腹ぺこぺこだった)、30分でデザートまで行った。私が頼んだのは、カリフラワーのスープ、タラのクレープ包み温野菜添え、仔牛のポルトワインソース温野菜添え。 写真は撮らなかったけれど、ポルトガルに行ったらまたここで食べたいと思うほど。フルコースメニュー、値段も安くて、確か25ユーロしなかったと思う。
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